maintenance
建物は一般的に7~10年周期でのメンテナンスを推奨されています。しかし、多くの方は15年や20年、またはトラブルが起きてからの対応になってしまっています。メンテナンスはお金のかかるものですが、放置しているとお家自体を失ってしまうことも…あなたのお家からこんなSOSは出ていないですか?
外壁の劣化では、まず塗装の退色が始まります。色やツヤは時間をかけて変化していくため、普段から見ていると気付きにくいものです。一度、新築時の写真と比べてみてください。色がくすんできた、ツヤが無くなってきたと感じたら劣化のサインです。
コケや汚れが付着しやすくなっていませんか?外壁塗装には撥水や防汚の役割もありますが、塗装の劣化と共にその効果も薄れてしまいます。特にコケの付着は撥水加工が剥がれてきている証拠です。撥水性が無くなると外壁に雨水が侵入し、基礎部分の劣化や腐食の原因となります。景観も損なわれるため、この時点でメンテナンスすることをおすすめします。
外壁にチョークのような白い粉がつく現象を『チョーキング現象』といいます。紫外線の影響で塗膜内の樹脂が分解され、樹脂に包まれていた粉(顔料)が浮き出てくるのが原因です。チョーキング現象はかなり劣化が進んでいるサインです。外壁が持つ本来の役割はなくなっていると考えて良いでしょう。
外壁にできるひび割れを『クラック』といいます。小さなクラックなら大きな支障はありませんが、割れ目が目立つ大きなクラックは早めの修理が必要です。クラックから雨水が侵入し、建物の劣化を加速させます。
大きなクラックを放置し続けると、塗膜がボロボロと剥がれてきます。塗膜が剥がれ落ちると、もはや外壁としての役割が果たせなくなり、建物自体の劣化も進みます。クラックから侵入した雨水によってサビなどが浮き出てくることもあり、見た目もかなり荒廃した様子に…
塗膜が剥がれた状態で放置してしまうと、建物は裸のような状態に。外壁で守られていた建物内部に雨水が大量に侵入し、外壁や建材を腐食していきます。腐食が進むと、次第に柱や土台といった基礎部分まで劣化し、地震などの災害時に建物が衝撃に耐えられず、倒壊しやすくなってしまいます。また、ここまで劣化が進めば外壁塗装では修理は不可能です。大規模な修繕だけでなく、最悪の場合、建て替えが必要になります。
外壁塗装は雨風や紫外線から大切な建物を保護する役割を担っています。外壁に塗布する塗料には、撥水・UVカットなどの性能が備わっているのです。建物の劣化に繋がる水や紫外線を防ぎ、建物自体の寿命を延ばすためにも定期的なメンテナンスが必要です。
外壁塗装の塗料の中には遮熱性・断熱性に優れたものもあり、暮らしをより快適にしてくれます。夏は屋外の熱を中に入れず、冬は屋内の温かい空気を逃がさない。エアコンを必要以上に使わなくて良いため、省エネだけでなく節約にも効果的です。
塗装したばかりの外壁は発色が良くツヤがあり、いつ見ても美しいものです。塗料に含まれている撥水や防汚機能は汚れやコケを防いでくれるため、定期的なメンテナンスを行っていればいつまでも美しさをキープすることができます。外壁塗装の際にデザインや色を変えることもできるので、気分転換に変えてみるのもおすすめです。
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